工法別の家の種類について書いています

軽量鉄骨軸組(プレハブ)工法の特徴

[2017-09-22 13:33:58]

最近増えてきているのがこの軽量鉄骨軸組工法です。通称プレハブ工法ともいいます。プレハブというと、倉庫などに使われている建物を想像して、粗末な家のように思えますが、全くそんなことはありません。

軽量鉄骨軸組工法がプレハブ工法と呼ばれるのは、最も技術を必要とする軸組の部分を工業生産して、現場ではボルト締めなどの工程のみとなるため、職人の腕に左右されることがありません。しかも鉄骨は木材に比べて規格の統一がしやすく、品質にばらつきがないという点でも安心感があります。

現場での工程が少ないために、他の工法に比べて比較的工期が短くて済むメリットもあります。一方で断熱性は木造軸組み工法よりも低く、防音性は鉄骨造、鉄筋コンクリート造よりは落ちます。また、リフォームの自由度が低いといったデメリットがあります。

しかし、耐久性は高く、重量鉄骨や鉄筋コンクリートに比べれば工費も安くすみますので、一般的な一戸建て住宅で耐震性能を重視したい方、工期を少しでも短くしたい方にはおすすめの工法と言えるでしょう。

イチオシ

木造軸組(在来)工法の特徴

[2014-05-20 11:39:01]

日本の家づくりで、最も主流の工法です。現在ある家のほとんどがこの工法によって建てられています。家には「木の温もりを」と思っている方が多いようで、この工法は木が材料ですので、温もりを感じる家となるのです。

古くからこの工法で家づくりをしてきたので、建設会社の選択肢が多い事です。家を作るのに選択肢が多いの方が、自分達に合った業者を見つけることができます。地震による被害を防ぐために、近年は耐震性向上によって昔よりは頑丈な家になっています。

他の工法と違い、家のリフォームが比較的やりやすい工法で家が作られます。でも、できないリフォームもあるので、全てが万能ではありません。リフォームだけでなく、最初に家を作るときの間取りもある程度は、自由に考えることができます。家を作るときに、要望を聞いてもらいやすいのは、大切なポイントになるとは思いますね。

しかし、メリットだけではないんです。木の家づくりで、最も技術が必要とされる工法なんです。大工や工務店などの技術がないと将来的には、きしみ・傾きなど結合部での欠陥が出てきやすいという事が起こってしまうんです。

信頼できる業者と出会う事で、きっとこの不安は消えるとは思います。

イチオシ

ユニット構造の特徴

[2014-03-30 13:28]

家には様々な工法があります。ユニット構造は、家を複数のユニットに分けて、工場などでつくり、それを現場で組み立てていく方法です。

それぞれのユニットには外壁や配線までが施されて運ばれるため、現場作業が少ないため工期の大幅な短縮にもつながっています。また、天候に左右されずに準備をしていくことができるためというのもあります。

雨風にさらされることなく組み上げていくため、部材の品質も損なわれません。職人の技能に左右されにくいため、施工むらが起こりにくいというのも事実です。

最新技術を導入した工場で生産されるので、部材品質も常に一定であるというのもポイントが高いです。増改築などもしやすいので、将来的に、家族の加齢や家自体の老朽化に伴うリフォームを視野に入れている人からも評価されています。

地震などの外力が集中してしまうような時には、ユニットの柱同士が集まるところが強固であるため、頑丈さからユニット構造を選択する人もいます。

鉄筋コンクリート造の特徴

[2014-03-23 16:27]

家の工法は様々にあります。その中の一つに、鉄筋コンクリート造があります。

鉄筋コンクリート造の家は、太い鉄骨とコンクリートでつくられているため、大変丈夫であることが最大の特徴です。地震などの災害にも強い家です。ただ、鉄筋自体がとても重いので、基礎はしっかりとつくる必要があります。木造家屋の基礎などと比べると、基礎のコンクリートもとても太くてしっかりしています。

また、鉄筋コンクリート造の家は、木造と違い、柱が腐ることはありません。白ありなどの被害も少ないです。その他、木造建築と変わることなく、窓を大きくとることも出来ます。リフォームやリノベーションも、比較的、自由に行うことが出来ます。但し、階段は鉄骨でつくるため、動かすことが出来ないので注意が必要です。比較的、冬は寒く、夏は涼しい住宅です。

このように、鉄筋コンクリート造の住宅には、様々な特徴があります。これらの特徴を理解したうえで、選ぶことが大切です。

ツーバイフォーの特徴

[2014-03-16 15:10]

家の工法には様々な種類があります。その中の一つに、ツーバイフォーがあります。

ツーバイフォーは、主に輸入住宅で使われている工法です。そのため、おしゃれなイメージが強いのですが、それだけでなく大変頑丈で地震にも強い家です。壁で支える工法であるためです。地震がきても壁全体で支えるため、強度が増すというメリットがあるのです。

しかし、一方で、デメリットもあります。ツーバイフォーの工法で建てた場合、窓を大きくとることが難しくなります。壁で支えているため、窓を大きくとれないのです。そのため、上手く工夫しないと日照条件が悪くなります。

また、ツーバイフォーの家は、後々、リフォームをすることが難しいです。家全体を壁で支えているため、作り上げた間取りを変更することが出来ないのです。

このように、ツーバイフォーの工法で建てた家には、それぞれメリットとデメリットがあります。その事をしっかりと理解したうえで、選ぶ必要があります。

BACK TO TOP